内視鏡的治療

内視鏡的治療

近年、内視鏡機器の精度向上・デバイスの発達により内視鏡治療も進歩し、ポリープや腺腫といった前がん病変・早期がんの内視鏡治療が盛んにおこなわれています。
現在当院では、内視鏡にて発見されたポリープ・腺腫といった前がん病変や、早期がんに対しての内視鏡治療を積極的に行っております。
ただ、ガンの治療に関しては、内視鏡ではリンパ節は切り取れないため、治療の適応はリンパ節転移の可能性が極めて低い病変となります。その可能性については、癌の深さ・癌の分化度・広がり・潰瘍の有無などが関係しますが、臓器ごとに多少異なります。
最終的には、内視鏡切除した病変を顕微鏡で確認し(病理検査と言います)、リンパ節転移の可能性を判断することになります。したがって病理の結果によっては、内視鏡治療後に追加で外科的手術を要することもあります。

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

スネアリング法

スネアリング法:内視鏡的粘膜切除術(EMR)、ポリぺクトミーなど20㎜以下の比較的小さな病変が治療の対象となります。

スネアリング法

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離除術)

従来のスネアリング法では切除できない大きな病変や潰瘍・繊維化などを伴った病変などが治療の対象となります。この方法により一括で切除することで、病変の顕微鏡での評価がより正しく行うことができます。

ESD

手術件数

大腸ポリペクトミー・EMR

大腸ポリペクトミー・EMR 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
大腸 1261 1317 1348 1012 1065

ESD

ESD 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
12 18 18 4 4
大腸 70 64 49 19 41