ピロリ菌検査

ピロリ菌とは?

大きさ0.5μm×3μmらせん右巻きの細菌で、人間の胃の粘膜に住みつきます。胃の内部では、ピロリ菌に感染すると胃粘膜が傷つけられるため胃炎をおこし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のような病気になります。
正式名称はHelicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ)といいます。非常に強い酸性状態の胃の中でも、胃の粘膜の中で、尿素を分解してアンモニアを作り、pHを中性に保ちながら生存し増殖しています。
胃癌患者からは健常者に比べて高率にこの菌が検出されます。胃癌を予防するためにはピロリ菌の除菌が有効となります。また、胃癌の原因はピロリ菌だけに限らない為、内視鏡検査を行い胃の状態を確認することが大切です。

ピロリ菌検査の内容と検査の種類

ピロリ菌の検査

ピロリ菌の検査はいくつか種類があります。それぞれの特性を考慮し、状況に合わせて、検査を組み合わせて診断します。

ウレアーゼ試験

鏡検法

培養法

尿素呼気試験

抗体検査

抗原検査

ピロリ菌 感染の診断・治療の流れ

内視鏡検査

胃・十二指腸潰瘍の有無
萎縮性胃炎(平成25年3月より適応)

ピロリ菌感染診断

内視鏡を伴う検査
ウレアーゼ試験、鏡検法、培養法
内視鏡を伴わない検査
尿素呼気試験、抗体検査、抗原検査
上記の一つの方法で陰性の場合、もう一つの検査を行って確認します。

潰瘍の治療

ピロリ菌陽性の場合
潰瘍がある場合、まず潰瘍治療を行ってから後の治療に続きます。
ピロリ菌陰性の場合
陰性の場合、潰瘍治療を行って治療終了となります。

除菌治療(7日間)

胃酸を抑える薬(1剤)と抗生物質(2剤)を服用します。

除菌判定

除菌治療の4週間後に原則として尿素呼気試験で行います。
除菌できなかった場合、2次除菌を行います。

2次除菌

胃酸を抑える薬(1剤)、前回と異なる抗生物質(2剤)を服用します。
一次除菌の成功率7割、2次除菌では9割強と言われています。

除菌判定

再度除菌の判定を行います。
※2次除菌までは保険適応となります。