【大腸ポリープ】大腸がんとの関係は?原因・検査・治療方法を徹底解説
大腸ポリープは、大腸の粘膜から内側に盛り上がった「できもの」のことです。
良性のものもありますが、大腸がんの多くは大腸ポリープから発生することもわかっており、「大腸がんの予備軍」とも言える存在です。
だからこそ、大腸ポリープが見つかったら、適切に経過観察や治療を行っていくことが重要です。
しかし、大腸ポリープ自体には自覚症状がほとんどなく、症状が出現するころには、すでに大腸がんに移行しているというケースも少なくありません。
そのため、定期的な健康診断や大腸検査を受け、自覚症状が出現する前にポリープを発見することが重要です。
そこで本記事では、大腸ポリープとは何か、どのような症状があるのか、どのように検査・治療を行うのかまで、詳しく解説します。
池袋西口病院では、大腸ポリープの発見から切除、病理検査、必要に応じた外科手術まで、一貫した医療をご提供しております。
大腸検査を受けたい、便の調子が悪い気がする、お腹の痛みを感じることがあるなど、胃や腸のお悩みがある方は、どうぞお早めにご相談下さい。
大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、大腸の粘膜から内側に盛り上がった病変のことを指します。
大きさは数ミリから3センチ程度まで様々で、形も多種多様です。
そんな大腸ポリープは、大きく「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。
腫瘍性ポリープの代表は「腺腫」と呼ばれる腫瘍です。
腺腫は、数年かけて徐々に大きくなり、その一部ががん化していく可能性があります。
大腸がんの多くは、この腺腫から発生するといわれていますので、ポリープが見つかった際には、適切な対応を行っていくことが重要です。
一方、非腫瘍性ポリープには、過形成性ポリープや炎症性ポリープなどがあります。
多くは良性ですが、一部のポリープ(特にサイズが大きいもの)は、がん化のリスクがあるとされています。
そのため、非腫瘍性ポリープであっても、必要に応じて切除などの治療を行うことが重要です。
大腸ポリープと大腸がんの関係

大腸がんの発生には、いくつかの経路がありますが、一般的なのが「大腸ポリープが大腸がんに変化する」といった経路です。
この経路では、正常な大腸粘膜の細胞が遺伝子異常によってポリープ(腺腫)となり、さらに段階的に遺伝子異常を蓄積していくことで、最終的に大腸がんへと進行していきます。
進行スピードは比較的遅く、数年単位の時間をかけて大腸がんに変わっていきます。
そのため、ポリープの段階で発見し切除することができれば、将来の大腸がんを予防することができるのです。
大腸ポリープのリスク要因は?

大腸ポリープや大腸がんの発生には、生活習慣が大きく関与していることが知られています。
特に重要なのが食生活です。
赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)の摂取量が多いと、大腸がんのリスクが増加することがわかっており、食物繊維を豊富に含む食事は、大腸がんのリスクを低下させる可能性もあります。
このように、毎日の食事が大腸に与える影響は大きく、食生活を見直していくことが大腸がんの予防にも重要であると言えます。
また、食生活だけではなく、喫煙や過度の飲酒、肥満、運動不足なども、大腸ポリープや大腸がんのリスクを高める要因とされています。
とはいえ、生活習慣だけではなく、遺伝的な要因や家族歴も大腸がんの発生には関与しています。
家族に大腸がんの既往がある方は、そうでない方と比べてリスクが高くなることがわかっておりますので、家族歴がある方は、40歳以前からでも、より積極的な検査をお勧めします。
大腸ポリープの症状

大腸ポリープの特徴は、ほとんどの場合、「自覚症状がない」ということです。
小さなポリープはもちろん、ある程度大きくなったポリープでも、症状が現れることは稀です。
大腸ポリープは、健康診断の便潜血検査で陽性となり、精密検査(大腸内視鏡検査)を受けて初めて発見されるといったケースが大半です。
だからこそ、症状がなくても定期的に健康診断を受けることが重要なのです。
症状が現れる場合
ポリープが大きくなってくると、以下のような症状が現れることがあります。
- 便潜血(便に微量の血液が混ざる)
- 鮮血便(目に見える血便)
- 便通の変化(便秘や下痢)
- 腹痛
ただし、これらの症状は大腸ポリープに特有のものではなく、痔や炎症性腸疾患など、他の疾患でも現れる可能性があります。
症状の有無に関わらず、定期的な検査を受けることが重要になります。
大腸ポリープの検査

大腸ポリープは、ほとんどの場合無症状であるため、定期的な検査によって早期に発見することが非常に重要です。
大腸ポリープの検査には、いくつかの方法があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。池袋西口病院では、便潜血検査から大腸内視鏡検査まで、患者さんの状態に応じた最適な検査をご提供しております。
便潜血検査
大腸ポリープを発見するきっかけとして代表的なものが、便潜血検査です。
この検査は、便に微量の血液が混ざっていないかを調べる検査であり、健康診断や大腸がん検診で広く実施されています。
便潜血検査が陽性となった場合、精密検査として大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。
ただし、便潜血検査が陰性でも、大腸内視鏡検査でポリープが発見される場合もあります。
便潜血が陰性であればポリープはないと決めつけることはできませんので、注意が必要です。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、大腸ポリープを発見し、診断するための精度の高い検査です。
大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡(カメラ)を挿入し、大腸全体(肛門・直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸)を直接観察していきます。
ポリープが見つかった場合、その大きさ、形状、色調などを詳しく観察することができるだけではなく、必要に応じて組織の一部を採取(生検)して、詳細な組織検査により、良性か悪性かを判断することも可能です。
大腸CT検査
大腸CT検査(CTコロノグラフィー)は、CT装置を使って大腸を立体的にイメージングする画像検査です。
内視鏡検査と比べて身体的負担が少ないというメリットがありますが、小さな病変の発見が難しく、病変が見つかってもすぐに組織採取ができないというデメリットもあります。
池袋西口病院は大腸ポリープの検査から治療まで一貫対応します

池袋西口病院では、大腸ポリープに対して、検査から治療までを一貫して対応しております。
便潜血検査はもちろん、大腸内視鏡検査を実施することも可能です。
検査でポリープが見つかった場合には、その大きさ、形状、色調などを詳しく観察し、必要に応じて組織の一部を採取し、病理検査によって良性か悪性かを判断します。
また、必要に応じて、その場でポリープを切除する(内視鏡を使って切除する)ということも可能です。
検査から治療まで一貫対応することで、より迅速かつ適切な処置を行い、大腸がんの発生を未然に予防するための医療をご提供しております。
大腸ポリープの切除方法
池袋西口病院では、大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、その場でポリープを切除することが可能です。
ポリープの段階で切除することで、将来の大腸がんを予防することができます。
ポリペクトミー
茎のあるポリープに対しては、ポリペクトミーという方法で切除します。
内視鏡の先端から「スネア」という金属の輪を出してポリープの根元にかけ、高周波電流を流して焼き切ります。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
平べったい形をしたポリープに対しては、EMRという方法を用います。
ポリープの下の粘膜下層に生理食塩水を注入してポリープを持ち上げ、スネアをかけて切除します。
大腸ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
以前は一括切除が難しかった大きな病変に対しても、大腸ESDによる切除が可能です。
大腸ESDであれば、高周波ナイフを使用して病変を切除することで、大型のポリープを切除することもできます。
検査でポリープが見つかった場合の流れ
池袋西口病院は、消化器外科・消化器内科を専門とする病院として、大腸ポリープの発見から切除、病理検査、さらには必要に応じた外科手術まで、すべてを一貫して行うことができます。
- 大腸内視鏡検査でポリープを発見
ポリープの大きさ、形状、色調を詳しく観察します。
- その場でポリープを切除
ポリペクトミーやEMRなどの方法でポリープを切除します。
- 病理検査で良性・悪性を判断
切除したポリープを顕微鏡で詳しく検査します。
- 検査結果に応じた対応
良性ポリープの場合には定期的な経過観察を行い、悪性が疑われる場合には、迅速により詳しい検査や悪性腫瘍に対する治療にシフトしていきます。
このように、検査から治療、必要に応じた手術・入院まで、すべてを当院で対応できるため、検査結果に応じて迅速に次のステップへと進むことができ、スムーズな医療を受けていただくことが可能です。
大腸ポリープの検査と治療は池袋西口病院にお任せ下さい

大腸ポリープは、ほとんどの場合無症状ですが、放置すると大腸がんへと進行する可能性があります。
しかし、定期的な検査によって早期にポリープを発見し、ポリープの段階で切除することができれば、大腸がんの発生を未然に予防することも可能です。
池袋西口病院では、便潜血検査や大腸内視鏡検査による大腸ポリープの発見から、内視鏡によるポリープ切除、病理検査、必要に応じた外科手術まで、すべてを一貫して行うことができます。
消化器疾患の専門病院として、豊富な経験と高度な専門性を持った医療チームが、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供します。
健康診断で便潜血検査で陽性だった方、大腸ポリープが心配な方、定期的な検査を受けたい方は、ぜひ池袋西口病院にご相談ください。
池袋駅西口から徒歩5分、皆さまの健康を守るために、私たちが全力でサポートいたします。
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記事監修医
天野 智文(アマノ トモフミ)

- 現歴
- 消化器内科・一般内科
- 出身大学・卒業年
- 東北大学医学部 平成9年卒
- 認定医・専門医・指導医等
- 日本内科学会:総合内科専門医
- 日本消化器病学会:専門医
- 日本消化器内視鏡学会:専門医・指導医
- 日本医師会:認定産業医

